2025年4月23日(水)から25日(金)の3日間にわたり東京ビッグサイトで開催されたJapan DX Weekにおけるユサコ株式会社様のブースにおいて、株式会社エイゾスのノーコード・クラウド型AI解析プラットフォームMulti-Sigma®が展示されました。
株式会社エイゾスからも担当者が参加し、ブースに訪問されたお客様にMulti-Sigma®の機能や適用事例をご説明いたしました。幸いなことに展示期間中の3日間で展示ブースにご訪問いただお客様は100名を超え、そのご専門は多岐に渡っていました。具体的には、売上や在庫の管理をご担当されている方や、マーケティングをご専門とされている方、創薬プロセスに携わっている方、製造業で研究開発をされている方など、極めて多様なバックグラウンドを持っている方々にご訪問いただきました。エイゾスの展示担当者からは、Multi-Sigma®を用いた主要な解析機能である、(1)高精度予測、(2)要因分析、(3)多目的最適化、(4)AI連鎖解析、についてご説明いたしました。Multi-Sigma®を用いることでニューラルネットワークモデルの予測精度が上がる仕組みや、解析対象のメカニズムを説明できないブラックボックス化を避けることができる要因分析機能について詳細な説明を行いました。お客様はそれら機能に対して興味を示され、ご担当されている業務での適用可能性について検討されていました。また、多数の目的変数(出力変数)を同時に最適化できる機能や、複数のAIモデルを連結して現実の事象をより正確に反映するAIシステムを構築できるAI連鎖解析機能については、多くのお客様から、これまでは達成できなかった機能であり実際の業務でも使ってみたい、と非常に好意的な評価をいただきました。

さらに、展示ブース内の歓談スペースでは、ご訪問いただいたお客様の個別業務に対するご相談も受け付けていました。機械学習モデルをご自身で学ばれ業務に利用され始めたお客様からは、データの前処理や不均衡なデータが存在する場合の対処方法についてご質問を受けました。また、ガウス過程回帰に関する基本的な原理やメリットについても議論させていただきました。加えて、Multi-Sigma®では、ニューラルネットワークモデルとガウス過程回帰モデルの両方を利用でき、それらモデルは画面の操作だけで構築できることをご紹介いたしました。他にも、波形データを研究対象にされている方にご訪問いただき、ニューラルネットワークモデルなどを用いた波形データの分析方法について詳細に議論させていただきました。
多くのお客様は、これまで単一変数の最適化機能を利用されたご経験はあるものの、多目的最適化を利用されたことはありませんでした。そこで、目的変数間にトレードオフの関係が生じやすい事例(性能と費用など)をご提示し、多目的最適化をそのまま行うだけでなく、説明変数の一部を固定するオーダメイド型の多目的最適化や、説明変数の線形和に対して制約を課せる多目的最適化、説明変数の値が特定の範囲内で不確実に動き回ることを許容するロバスト最適化などについてもご紹介しました。これら機能については、分野を問わず研究開発の現場で非常に有益である、と前向きなご意見を多数頂きました。
当日は、Multi-Sigma®を用いて解析を行なった事例のリーフレットを多数配布いたしました。これらリーフレットに関しましてはこちらのページからダウンロードいただけます。弊社製品やコンサルティングサービスについてご不明点などございましたら、下記お問い合わせ先からご質問いただけますようお願いいたします。