「日本機械学会 2025年度年次大会」においてMulti-Sigma®を出展・ランチョンセミナーを実施

2025年9月7日(日)から10日(水)の4日間にわたり北海道大学 札幌キャンパスで開催されました「日本機械学会 2025年度年次大会」において、株式会社エイゾスはノーコード・クラウド型AI解析プラットフォームMulti-Sigma®を企業展示ブースに出展しました。さらに、9月9日(火)12:00より開催された技術系ランチョンセミナーにも登壇し、多くの参加者を迎えました。

「日本機械学会 2025年度年次大会」においてMulti-Sigma®を出展・ランチョンセミナーを実施

本大会では「サステナビリティ」「データ駆動型設計開発」「異分野融合」の3つのテーマが掲げられました。Multi-Sigma®は、少量データからでも簡単操作で高精度な予測モデルを構築できる特長を活かし、設計開発の効率化、製造プロセスの最適化、さらには環境負荷低減に貢献します。

特に注目を集めたのは、「連鎖解析機能」 を活用した複数プロセスの最適化です。材料・設計・製造条件に関するAIモデルを連結することで、プロセス全体を通じた要因分析と最適化を実現。これにより、異分野の垣根を超えた統合的なアプローチが可能となり、参加者から大きな反響をいただきました。

このようにMulti-Sigma®は今大会の3つのテーマとの親和性が極めて高く、次世代の機械工学の開拓分野において最先端な取り組みを行えるものとして、大変注目を集めました。

9月9日(火)12:00より開催された技術系ランチョンセミナーには定員を上回る参加者が集まり、会場は熱気に包まれました。セミナーでは、

  • 製造・設計条件の最適化におけるMulti-Sigma®の活用事例
  • 流体解析シミュレーションのサロゲートモデルと、実験機結果を結びつけたデータ同化の実現方法

などを紹介しました。特に、従来困難とされていたデータ同化が、比較的少量データから実現可能である点は大きな注目を集めました。また、発表後には活発な質疑応答と意見交換が行われ、参加者の具体的な課題意識や研究開発の現場での適用可能性について、多くの建設的な議論が交わされました。

セミナー参加者の多くが展示ブースにも足を運び、活発な議論が交わされました。特に高い関心を集めたのは、ロバスト解析機能 と 連鎖解析機能 です。従来は直行表による厳密な実験計画が必要だったロバスト解析が、Multi-Sigma®では機械学習モデルの柔軟性を活かして容易に実施できる点が高く評価されました。さらに、材料・設計・製造といった異なる領域のモデルを連結し、プロセス全体を最適化する連鎖解析機能についても「研究開発における大きな可能性を感じた」と多くのご意見をいただきました。

加えて、展示ブースでは多様な解析事例をまとめたリーフレットを配布。来場者の研究開発領域に即した具体的な活用イメージをご提示することで、「実際の研究開発にすぐ活かせる」と多くの好評をいただきました。

これらのリーフレットに関しましてはこちらのページからダウンロードいただけます。

さらに弊社では現在、製造業、特に自動車開発での活用を念頭に、Multi-Sigma®における〈最適化結果の3D可視化〉および〈AIモデルによる3D応答曲面の可視化〉機能を開発しております。結果の解釈をより直感的にし、設計解の探索と意思決定のスピードと精度を高める機能として、今後順次リリースして参ります。

Multi-Sigma®における〈最適化結果の3D可視化〉および〈AIモデルによる3D応答曲面の可視化〉機能
Multi-Sigma®における〈最適化結果の3D可視化〉および〈AIモデルによる3D応答曲面の可視化〉機能
Multi-Sigma®における〈最適化結果の3D可視化〉および〈AIモデルによる3D応答曲面の可視化〉機能

  

また、これらプレリリース機能のご紹介も含めた弊社主催の無料オンラインウェビナー『AIによる製造・設計最適化:Multi-Sigma®活用講座~モンテカルロ解析・多目的最適化・AIモデル応答曲面の可視化から外部シミュレーション連携まで~』を10月2日(木)12:00~13:00に実施します。本無料オンラインウェビナーはこちらのページからお申込みいただけます。

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