カーボンニュートラル社会の達成に向けて、CO₂を排出しないグリーン電力を用いた高効率なエネルギー変換技術開発が重要になっています。特にデータセンターやコールドチェーンセンターのような新産業では、昇温幅100℃程度で駆動するヒートポンプや有機ランキンサイクルを駆使した熱と電力の双方向エネルギーマネジメント技術のみならず、その運用のためのAIによる熱マネジメント技術も必要となっています。
本研究では、100℃以上の大温度グライドで駆動可能な革新ローレンツサイクルに基づくヒートポンプおよび有機ランキンサイクルの設計指針を確立するとともに、AIを用いた熱マネジメントシステムも構築することにより、プロセスシステム設計と省エネ性・経済性の評価解析をおこなうことを目指します。
株式会社エイゾスは本研究に、名古屋大学、東京大学、産業技術総合研究所、ヤンマーエネルギーシステム株式会社、株式会社ノーリツ、株式会社Sassorとともに参画しています。
参考URL:
2022年度「エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」公募採択テーマ一覧
NEDO先導研究プログラムパンフレット(p.35)