株式会社エイゾスは、第16回⽇本複合材料会議に登壇・出展いたしました

株式会社エイゾスは、2025年2月27日(木)から3月1日(土)の3日間にわたり、東京農⼯⼤学⼩⾦井キャンパス 13 号館にて開催された第16回⽇本複合材料会議に登壇・出展いたしました。

第16回日本複合材料会議は、「材料、構造、機能、プロセシング、社会実装」に至るまで幅広い分野の研究成果について議論が行われる学術会議で、多くの学術機関や企業の研究者が参加しました。会場となった東京農工大学小金井キャンパスでは、4つの会場に分かれて研究発表が行われ、エイゾスはその近隣の展示スペースにおいて企業展示を行いました。会期中の3日間で約30名の来場者にエイゾスのブースを訪問していただきました。来場者の多くは複合材料分野の研究者で、物質組成や破壊など多岐にわたる研究について、説明していただきました。エイゾスの担当者からは、AI技術を活用したデータ解析手法について具体的な事例を交えて説明し、特に破壊現象の研究を行う方には、時系列画像データをニューラルネットワークの入力として活用する手法を紹介しました。具体的には、画像データからクラックの数やクラックの長さといった特徴量を抽出し、それら数値を入力値として分析することで、画像全体を解析する場合と比較して少ないデータでAIモデルの予測精度を向上させることが可能であることを説明しました。また、物質の組成比を変えながら混合物を合成し、その性能を評価する研究を行う方には、Multi-Sigma®を用いた最適化機能について紹介しました。Multi-Sigma®の最適化機能では、混合比の合計が100%になるような制約や、一部の成分の組成比に制約を課した上で最適化を実行することが可能であることを説明しました。これらの説明に対し、多くの来場者様から、AIを活用することで現在の研究に新たな視点を取り入れる可能性があるとの関心が寄せられ、特にMulti-Sigma®を用いた最適化技術により、AIを活用した材料研究が実現できるのではないかとの前向きな意見が多く聞かれました。

また、会期2日目の午後に開催された企業講演において、エイゾスは自社開発のAI分析プラットフォーム Multi-Sigma®について説明を行いました。限られた時間の中で、エイゾスの企業理念、ビジネスモデル、製品の特長、さらには実際の適用事例について紹介し、特にAIモデルの基本概念から解説を行うとともに、AIによるデータ解析が業務にどのように貢献できるのかを具体的な事例を交えて説明しました。これまでMulti-Sigma®を利用いただいたお客様の中で事例紹介の許可得られた分析案件や、エイゾスが自社内で行ったケーススタディ事例をご紹介することで、どのようにデータ分析を行うのか、そしてデータ分析結果をビジネスや研究に活かしていく方法は何か、という点について、詳細に説明することができました。その結果、多くの参加者から関心を寄せていただき、講演翌日には、登壇内容を聞いて興味を持った方々が展示ブースに訪問していただきました。すでにエイゾスのMulti-Sigma®をご利用になっていただいている企業の方にもブースにお越しいただき、部門が異なるためMulti-Sigma®を使っていることを認識していなかったが、今後は使っていきたいというお声がけもいただきました。

データ分析の基本的な理解や、弊社ソフトウェアを用いたデモンストレーションについては、2025年3月18日(火曜)12:00より開催する無料ウェビナーでもご紹介いたします。ご興味のある方は、ぜひ下記リンクよりご登録ください。

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さらに、Multi-Sigma®を用いて解析を行なった事例のリーフレットをこちらのページからダウンロードいただけます。弊社製品やコンサルティングサービスについてご不明点などございましたら、下記お問い合わせ先からご質問いただけますようお願いいたします。

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