株式会社エイゾス(以下、エイゾス)は、2026年9月6日(日)から9日(水)の4日間、東海大学 湘南キャンパスで開催された「日本機械学会 2026年度年次大会」に参加し、研究発表、ランチョンセミナーおよび企業展示を行いました。

企業展示では、弊社が開発・提供するノーコードAI解析プラットフォーム「Multi-Sigma®」と、CAE解析結果からサロゲートモデルを構築できる「Multi-Sigma-Architect」を中心に、デモンストレーションや活用事例をご紹介しました。会期中は、大学・研究機関の研究者のほか、自動車、機械、プラント、素材などの製造業で研究開発や設計・解析に携わる多くの方々に弊社ブースへお立ち寄りいただきました。
特に多くの関心をお寄せいただいたのが、構造解析や流体解析などのCAEシミュレーション結果からサロゲートモデルを構築し、解析結果のリアルタイム予測や設計条件の最適化を行う「Multi-Sigma-Architect」です。展示ブースでは、空力・流体解析における高い計算コストの削減、構造解析結果を利用した応力分布や変形量のリアルタイム予測、熱・構造性能の評価、電磁界解析、衝突解析など、実際の研究・設計業務を想定したさまざまなご相談をいただきました。例えば、計算負荷の大きなCFD解析について、複数の解析条件から得られた結果を学習し、サロゲートモデルによって新たな条件に対する流速場や圧力場を高速に予測する活用方法をご紹介しました。また、構造解析についても、形状や材料物性などを設計変数としてサロゲートモデルを構築することで、設計変更時の応力応答などをリアルタイムに予測するとともに、望ましい性能を実現する設計条件を探索できる可能性について、来場者の皆様と具体的な意見交換を行いました。タイヤ、プレス装置、空調機器、産業用タービン、鋳物製品など、対象となる製品は異なるものの、「解析結果を設計検討により効率的に活用したい」「多数の設計案を短時間で評価したい」といったニーズは幅広い分野に共通しており、CAEとAIを組み合わせたサロゲートモデリングに対する関心の高さを改めて実感する機会となりました。
また、「Multi-Sigma®」の機能についても、少量のデータから機械学習モデルを構築し、予測、要因分析、多目的最適化まで行える点に加え、複数の予測モデルを連結する「連鎖解析」についてご紹介しました。材料物性を予測するモデルと製品性能を予測するモデルを連結し、材料変更が最終的な製品性能に与える影響を評価する方法や、複数の製造プロセスをそれぞれモデル化して一連の工程を同時に最適化する方法などについて、研究者・技術者の皆様と意見交換を行いました。さらに、化学・材料分野の研究に取り組まれている方には、AIによる物性予測や新素材探索を支援する「Multi-Sigma-Alchemy」についてもご紹介しました。機械工学を中心とする年次大会ではありますが、材料開発から構造・流体解析、製品設計まで、研究開発プロセスを横断してAIを活用することへの幅広いニーズを伺うことができました。
9月8日には、「製品設計開発のためのAI・知識マネジメントの最前線(2)」のセッションにおいて、「材料組成から物理場までを貫く連鎖サロゲートモデルによるアルミ合金部品の材料・形状同時最適化:少数サンプル学習に基づくサロゲートモデルの適用事例」と題した研究発表を行いました。本発表では、材料組成から材料物性、さらに製品の物理場へとつながる複数のサロゲートモデルを連結することで、材料と製品形状を一体的に捉えた最適化を行う取り組みについてご紹介しました。セッションでは、AIや機械学習を活用した製品設計・開発に関するさまざまな研究発表や議論が行われ、弊社にとっても大変有意義な機会となりました。
同日には、「AI解析プラットフォーム『Multi-Sigma』によるCAE×AIによる研究開発の超効率化 ― 必要最小限の実験で革新的発見を ―」と題したランチョンセミナーも実施しました。ランチョンセミナーでは、「Multi-Sigma®」による少量データからの予測、要因分析、多目的最適化、連鎖解析などの機能に加え、「Multi-Sigma-Architect」を用いたCAEシミュレーションのサロゲートモデリングや、3次元物理場のリアルタイム予測、設計条件の最適化など、CAE×AIに関する最新の活用方法をご紹介しました。
今回の日本機械学会年次大会では、大学で基礎・応用研究に取り組む研究者から、製造業で実際の製品設計やCAE解析を担当されている技術者まで、幅広い皆様と直接お話しすることができました。それぞれの研究・開発テーマに即して、AIやサロゲートモデルをどのように活用できるかについて具体的な議論を行うことができ、大変有意義な機会となりました。弊社ブースへお立ち寄りいただいた皆様、研究発表およびランチョンセミナーにご参加いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。
エイゾスが開発するAI解析プラットフォーム「Multi-Sigma®」を活用した解析事例については、各種リーフレットをご用意しております。これらのリーフレットはこちらのページからダウンロードいただけます。
弊社製品のほか、PoC、共同研究、AI・機械学習を活用した研究開発やCAE解析の効率化についてご不明点・ご相談がございましたら、下記お問い合わせ先よりお気軽にお問い合わせください。
